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長年、外見へのコンプレックスで苦しんできた方の話を読むと
「親には悩みのことを相談できなかった」というケースが多く見られます。
わたし自身もそうでした。
そりゃ、そうですよね。
「あなたが命がけでくれたこのプレゼント、
私は大嫌いだし、これのせいで生きるのがつらい」
なんて、なかなか言えないですよね。
親に話せなかった、当時の気持ち
わたしは、両親と私と弟の4人家族ですが
わたし以外みんなぱっちり二重。
厚ぼったい一重まぶたなのはわたしだけ。
視力が弱く小学二年生から眼鏡なので、余計に目が小さく見えました。
そしてわたし以外はみんな肌トラブルも少ないのに
わたしだけ酷いニキビ、手脚はひび割れるような乾燥肌、
首から上は脂漏性湿疹が悪化して頭皮が剥がれ、髪が抜ける…
なんでわたしだけ。
なんで。なんで。なんで。
外見コンプレックスという暗い海で溺れるような日々でした。
なんとか息をするために、一番身近な存在の
お母さんに打ち明けたい、と思ったこともあります。
でも、やっぱり出来ませんでした。
悩む気持ちが大きすぎて、言葉にすることが出来なかったし
なにより、話した時の親の反応が怖かったです。
傷ついた顔をするかもしれない。
あるいは、全く共感してもらえずに
「なんでそんなことで悩んでるのよ」と言われるかもしれない。
いずれにしても、すでにダメージを負ってボロボロのわたしの心は
大事な人からのそのリアクションに耐えられない、と考えて
「打ち明けない」という選択をしました。
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親になった今、考えること
親になった今わたしが思うのは、
まず「外見で悩み苦しんだ過去があって良かった」ということです。
娘がこれから外見のことで悩んだ時に
誰よりもその悩みに共感してあげられる。
それがどれだけつらいことか、よく分かるから。
そして、もうひとつは
「親を傷つけるかもなんて心配しなくていい」ということ。
たしかに「この容姿のせいで苦しんでる」と娘に言われたら
やっぱりショックです。それはそう。
でも、その荷物の重さはよく知っているからこそ一緒に持ってあげたいです。
深い悩みを打ち明けてくれることは
ある意味、親にとっては幸せなことだと思います。信頼の証ですから。
それに、その時に受ける親のショックなんて
今コンプレックスに悩むこどもの苦しみに比べたら
大したことありません。
打ち明けるかどうかに正解はない
でもわたしは、悩みを親に
相談できた“ほうが”素晴らしいとは思いません。
あなたの悩みは、あなたのもの。
それを誰に打ち明けるかどうかは
あなたに選択の自由があるからです。
わたしも、わたしなりの考えに行き着き
誰にも打ち明けないという選択をしました。
親に「相談できた/できなかった」ではなく
どちらのほうが自分の心を守れるのか、よく想像してみてから
「相談する/しない」を自分で選んだほうが、たとえ失敗しても
納得感をもって前に進んでいけるのかなと思います。
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親に相談するかどうか悩んでる、という方は
よければまずこの記事にコメントを書いてくださいね。
外見コンプレックス先輩のconがお返事させていただきます。
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