いじめ・外見コンプレックスを乗り越えて心穏やかに暮らす

いじめに対して、おとなになった今でも後悔すること

以前に書いた、この記事
最後に「後悔しても仕方がない」と書いたのですが
正直に言うと、やっぱり後悔があるのです。
その素直な気持ちを、今日は書いてみたいと思います。

わたしを外見についての暴言で傷つけてくる大嫌いな彼女。
明日また学校に行って彼女に会うことを考えると
毎晩げんなりしていました。
少しでも憂さ晴らしするために、
彼女に不幸なことが起こることを、眠る前に心のなかで願う。
それが日課になっていました。

でもその行動は、じわじわと心を蝕むように
自分を不幸にしていきました。
彼女を呪っているはずが、自分を呪っていたのです。

良くないことだと分かりつつ、人の不幸を願う自分への嫌悪感。
つらい状況を変えるための具体的な行動を取れない自分が情けない。

あの当時、どうしたらよかったんだろう。

いじめに対してどんな行動が取れたのか

・転校して彼女から離れる

いじめからは離れるのが一番、という意見には大賛成ですが
わたしは親にすら話せていなかったので
ハードルが高すぎて非現実的な解決方法かなと思います。
田舎なので他に小学校もフリースクールもありませんでした。

・先生に相談する

これはありだったかもしれません。
言葉による暴力という、他の人からは見えづらいいじめ
(常に一緒に行動しているので、仲良しに見える)だったので
伝え方は難しいですが、
高学年の頃の担任は信頼できる先生だったので
悩みを相談してみても良かったなと思います。

・親に話す

やっぱりこれもすべきでしたね。
「外見の悪口を言われていると知ったら、親が悲しんでしまう」
という気持ちが強くて話せませんでしたが、
「外見コンプレックス」と「いじめ」の問題は切り離して
「いじめ」のことを話してみたら良かったなと思います。
状況が解決するかどうかはともかく、気持ちを共有してもらえたら
ずいぶん心が軽くなったんじゃないかなと思います。

・いじめが悪化するのを覚悟で、彼女に反抗する
 絶交したいことを伝える

これは当時、何度となく想像していたことです。
暴言を吐かれた瞬間の勢いで
「おまえの心のほうがブサイクすぎるんだよ!!」
と言い返してやりたかった。(今書くだけでもちょっとスッキリ…)
なにより、「一緒にいたくない」と言いたかった。
わたしがおとなになっても後悔しているのは
これが出来なかったことが一番大きいです。

振り返って気づく、大後悔ポイント

「いじめを受けていることを誰かに相談する」
「相手に反抗する」

これらはリスクのある行動です。
人に相談したことで、相談相手から思いがけず
自分が傷つくことを言われるかもしれませんし、
たとえば担任に相談したことが、彼女やクラスの反感を買って
いじめの状況をさらに悪化させる可能性もあります。
相手に直接反抗すれば、ほぼ確実に
一時的には状況がかなり悪化するでしょう。

当時のわたしは、このリスクを取れなかった。
改善する可能性は感じつつも
リスクのほうが怖くて、結局何年も
ひたすら受け身で我慢をし続けたのです。

何がなんでも我慢して受け続ける、と決心したわけではなく
リスクが怖かったから結果的に動けなかった。
まさにその「決めて行動できなかった」という点が
わたしの大後悔ポイントなのだなあと
振り返ってみて気づきました。

かけがえのないこども時代を棒に振って得たこの大後悔。
なんとしてでも今後の人生に生かさなければ、当時のわたしが泣きますね。
「決めて、行動する」
まずはこのブログで、わたしと似た経験のある人が
前向きになれる考え方や情報を発信していきたいです。

おまけとして、唯一できていたこと

リスクを取れずに行動できなかった、こども時代のcon。
そんなわたしでも、ひとつだけ
自分の心を守るために行動できていたことがありました。

「没頭できる趣味を持つ」

これです。
とにかく「この時間のために生きてるぜー!」と思えるくらい
ひとつのことにのめり込む。
趣味をもつのは、こころの健康法。
ネガティブなことで頭が一杯になるのを防いで、
すこし気持ちを楽にしてくれます。
ちなみに私は4年生〜中学一年生くらいまで
自由帳に漫画を描く趣味に没頭していました。
今思うと、この趣味は本当にわたしの心を
守ってくれていたと感じます。

みなさんはどんなことをして
自分の心を守ってきましたか?
ぜひコメントで教えてくださいね。

con

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトは reCAPTCHA と Google によって保護されていますプライバシーポリシー利用規約 申し込み。

The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.