小学一年生の時の出来事から、
人の顔色をうかがう、おとなしいこどもになったわたし。
二年生になり、転校生と出会いました。
とってもかわいい女の子。
なぜか、地味なわたしのところに来てくれて
友だちになり、常に一緒に行動するようになりました。
束縛と暴言による主従関係
ところがその子はすぐに、わたしを束縛するようになりました。
わたしが他の子と話したり遊んだりすると
すぐに不機嫌になり、「ブス」「デブ」「ブタ」と言ってきました。
暴言で傷つきたくないわたしは、
その子の機嫌を損ねないことを最優先事項にして
過ごすようになりました。
他の子と話さず、遊ばず、
大嫌いだけど我慢してその子と一緒にいる。
そんな状況が、なんと中学二年生で
やっとクラスが分かれるまで続いたのです。
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後悔の6年間
地獄でした。
周りからみたら、いつもぴったりなかよしの2人。
でも実際は、言葉の暴力による主従関係。
その子が風邪で休んだ日は天国。
帰り道はその子と違うから、毎日下校の時間だけが楽しみ。
正直に言うとわたしは、その子の不幸を毎晩願っていました。
そんなふうに6年間も過ごしてしまったことを
今でも本当に悔しく思います。
わたしがすべきだったのは、その子に対して
「友だちやめる」と伝えること。
それで一時大きく傷つけられても、大事なこども時代を
暗く過ごすよりはずっとマシだったはず。
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わたしたちが離れるべき人
わたしたちを言葉で傷つけてくる人は
どんな理由があっても、絶対に友だちではありません。
ましてや、恋人でも、パートナーでも。
それは“離れるべき人”。
今、離れるべき人の近くにいて、苦しんでいる人には
何が何でも離れてほしいと心から思います。
人生とは時間そのものだから。
大事な時間を奪われないでほしいのです。
と、今では思うのですが、
「ブス」「デブ」「ブタ」という言葉を投げつけられることが
当時のわたしは耐えられなかった。その気持ちもよく分かります。
離れられずに何年も苦しんだわたしは、本当に後悔しています。
でも、後悔しても時間は戻りませんし
苦しい時間を耐え抜いた過去のわたしを
「なんで逃げなかったんだ」と責めることはしたくないので
ただただ、「よく我慢をしたね、おつかれ様」と言いたいです。
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